【FF11】加藤英美里さんの配信に松井さんと藤戸さんが来たということ

お疲れさまです。質六合、Zangetuでございます。
 
さて、今回は昨晩(2020/10/07 加藤英美里さんの『FF11』配信に松井さんと藤戸さんがゲストとして参加した……ということに付いて書きたいと思います。というか、自分の考えをメモして整理しておいておきたいな、と。もう、オッサンなので、備忘録であります。
 
加藤英美里さんYouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCerVsOmbT9SukRJ7Tzdc6KA/featured
 
でと。まずは。
 
皆さんご存じですね? というか、『FF11』プレイヤーであれば現役、引退者問わずに広く伝わっているのが
 
加藤英美里さんという声優さんは「ガチプレイヤー」である
 
という事実を。
 
これ、正直、自分も普通にプレイヤーですが、精神的に廃人プレイヤーでは無いです。プレイ時間はトンデモナイ時間になっていますが、でも、ダラダラしているのが中心でした。
 
それこそ、加藤さん。彼女に比べれば自分などエンジョイ系なのだな? と思えるくらいディープなプレイヤーさんです。
 
自分はサービススタート時からプレイを開始し始めて、ここ数年ちょい離れていましたが、少なくとも15年以上はプレイしている、所謂古参プレイヤーです。彼女の方が多分、プレイ年数は少ないハズです。
 
ですが、密度が段違い。笑。まあ、自分が所属していた電撃の旅団という電撃プレイステーションの攻略班は、あくまで本を作成する、攻略本を作成するのがメインであって、プレイがメインではなかったため、大規模な攻略や、一般的に行われている強力な武器防具の取得への情熱など、今考えると「狂気」混じりの世界とは一線を置いていたのです。
 
その点、彼女は違います。声優さんという職業には就いていらっしゃいますが、あくまで「一般プレイヤー」として、様々な廃コンテンツに参加、活動されていました。ハッキリとした詳細は聞いてないですが、インタビューや書いていただいたコラムの原稿等から伝わってくる様々なキーワードからまず間違い無いと思われます。
 
まずはこれが大事。覚えておいてくださいね。テストに出ます。
 
で、そんな彼女が半年ほど前のコロナ禍に於いて、ゲーム実況を開始しました。当初は生音声無しのゲームプレイ実況で、まあ、それは当然かな? と思ったものです。
 
これが何故当然なのかと言うと。
 
現在の『FF11』は非常にディープで複雑、さらに多彩なゲームに進化しています。伊達に18年継続されている訳では無いのです。自分も2020年2月末に復帰、3月から毎日ゲーム実況を毎日数時間配信中ですが、現状でも未だ、全てのコンテンツを一通り遊び尽くした……とは言えない状況です。
 
つまり、プレイを再開すると否が応でも本格的にやらざるを得ない……という作品に仕上がっているのです。
 
というか、何よりも自分がそう思ってしまうというか。自分が少々離れたのはアドゥリン発売後一年経過くらいかな。あの頃までは確実に、『FF11』はソロでは何も出来ないゲームでした。オンライン度が高すぎたと言ってもいいでしょう。
 
それこそ、ミッション、クエスト、アイテム集め、レベル上げ、そのほぼ全てがソロでは不可能でした。それこそ……当時覚えている明確なポイントは、「アドゥリンミッションが発生するポイントに行くのに、ソロではコロナイズレイヴを越えられなかったので断念した」でした。ミッション=ストーリークエストがソロでは如何ともし難い作りだったわけです。
 
それが。今や。フィールド移動の際には消えてしまうという刹那性は有るモノの、フェイスというNPCとパーティを組む事で、ソロでは○○不可能とされていた「あらゆるイベント、コンテンツ」をクリア出来る様になっているのです。
 
まあ、そりゃ。そんな現状でも廃人仕様の最終コンテンツは用意されています。そこではどうしても、ソロとフェイスでどうにかする……というのは難しいでしょう。さらに、何ごともソロ+フェイスよりもプレイヤー×6名の方が強力で、効率的という「オンラインゲーム」ならではの恩恵は継続、残留しています。当然です。
 
それはそれとして置いといて。ソロ+フェイスで出来る事が非常に多くなったヴァナ・ディール世界は生半可なプレイ時間では追いつかないというか。昔ハマっていたプレイヤーは特にその傾向が大きいでしょう。「アレも出来る、これも出来る」と思った時点で何もかも時間が足りないのです。まさに壮大な沼。ハマらずに居られない沼です。
 
そのため、彼女の様に、昔本気だったプレイヤーは復帰するとプレイ時間が増加する傾向にあります。それは復帰者全員が頷く事実でしょう。まあ、自分も。ですが。
 
それは事実として如実に見ることが可能です。
 
実況動画の時間です。彼女のチャンネルでアーカイブされていますので一目瞭然です。
 
軒並み三時間越え。多ければ四時間越え……えっとですね。これは、ゲーム実況配信の実情から考えても非常に長時間放送です。
 
さらに彼女のような声優さん、俳優さん、芸人さんの様なプロの方のゲーム配信として考えるととんでもなく長いです。
 
声優さんの一番大切な仕事道具は声です。お仕事以外では声を出さない様にする方もいらっしゃいますし、ケアも非常に重視されています。それこそ、マイ加湿器を常に持ち歩く方も存在します。そんな彼女が3時間喋りっぱなし。見事に事務所的、マネージャー的に止める案件です。笑。
 
ラジオですらレギュラーで2時間以上の放送というのはそうそう存在しません。その上、2時間の生放送とはいえ、CMや楽曲の時間が存在するので実質おしゃべりの時間は半分程度というのが当然。ですが。ゲーム実況の場合、CMも曲もありません。つまり、基本的に常に喋るのは自分のみ。放送時間=喋る時間というのは、非常に負担になるのは明確です。
 
にも拘らず、これを彼女は毎回、普通にアップし続けて来ているわけです。それによって、何が判るのか、というと。
 
彼女は『FF11』を本気で好きでプレイしている……という事実です。
 
これね。実は非常に難しい問題でして。ゲーム実況動画っていうのは、基本、実況者さんが好きなゲームを好きな様にプレイするものです。タイトルの選択から始まり、どういうプレイをするのか。
 
それは全て実況者次第なワケですし。
 
なので、YouTube界には愛のあるゲーム実況が溢れているのが現状です。中には……まあ、あまり思い入れの無い配信もあるとは思いますが、大抵の実況は愛満載で。「本気で好き」というハードルが上がり続けているのです。
 
そんな中、彼女の配信の本気度は
 

なし崩しにプレイ時間が長い

声の仕事をする声優さんにあるまじき、ノドの酷使

配信時間以外にもログインして準備

そもそも売名行為が必要が無いくらい有名

 
という淡々とした事実の積み重ねによって証明されている……というわけです。
 
そういう「本気度の高い」ゲーム実況を続ける彼女の配信の信用度は異常に高くなります。これは非常に価値のある広報的、広告的な存在、シンボルとして、そのゲームをアピールする事になります。
 
紙による雑誌文化が荒廃し、終了しようとしています。個人的に紙の本は非常に好きですし愛しているのですが、電子化の波はどうにもこうにも、撥ね除けることはできなさそうです。
 
ゲーム雑誌メディアが担ってきた「ゲームを知らしめる」役割というのもネットに移行しつつあります。ネットメディアは多岐にわたり、様々なやり方、様々な方法が存在するのはご存じの通りでしょう。
 
個人的にネット文化に於いて距離が縮められている昨今。今後、重要になってくるのが、個人発信の、口コミ情報からの広域拡散ではないかと思っています。その最たる物が「自分が好きなゲームを楽しいよ! とプレイしている姿を見せる」というゲーム実況動画なワケです。
 
前述の様に愛のある実況は多いと思うのですが、諸処の事情で、明確に本気度が伝わって来ない場合も多いわけで~今回の加藤英美里さんの配信はそんな中、ぶっちぎりで基準を超えている存在だと言って良いでしょう。
 
ということで、加藤英美里さんの『FF11』ライブ実況配信もっと評価され、讃えられて良いというのは以前から自分が述べてきた自論(自分の配信で何度も言っております)なワケですが、今回、開発陣がゲスト参加したことで少なくとも公式に認知され、評価されたというのが、まずは素晴らしいことだと思います。
 
日本のゲーム会社は未だ、ゲーム実況に関して様々な利権確保や意見を前提に行動している感があり、何か事があれば「印税的なお金を巻き上げられないか?」と狙っているフシが散見されます。
 

本気のゲーム実況に対して、ゲーム会社も本気でサポート、バックアップ、さらに広報宣伝効果をキチンと認めてそこに、ギャランティの発生するシステムを構築し、雑誌亡き後のゲームメディアとして育成されていくことを切望しております。

 
とりあえず、松井さん、藤戸さん。次は世界的なゲーム実況者である、Ninjaさんですかね。笑。英語に関してはあれですが、マイケルさんがいれば大丈夫……ってマイケルさんって今はどこにいるんだろう? 
 

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