★04・FF11がもっと自慢して良い所【グラ付き装備品の数】

『FF11』が作り出したムーブメントは非常に多いのですが、現状でも、ギネスブッククラスじゃないか? と疑うレベルなのが、

グラフィック表示される装備品の数です。

TVゲームの歴史的に言うと、サービス開始の2002年当時、『FF11』以前に装備を変更すると自キャラのグラフィックに反映されるシステムを実装しているゲームは存在していました。

ですが、多くは武器のグラフィック「のみ」を変更する、主人公だけ、といった規制されているモノがほとんどでした。

当時……他作品の開発者の方へのインタビューで聞いた所、ほとんど全ての答えが「手間とお金的な問題で……」だった記憶があります。

唯一の例外がドリームキャストでサービスしていたMORPGの『ファンタシースターオンライン(PSO)』くらいでしょうか? それでも武器とコスチュームといった、限定的な組み合わせでした。

つまり。『FF11』はその辺の「手間とお金」をシステムに内包して、組み込んだ初のRPGということになります。

 

特筆すべきはサービススタート当初から、グラフィックを伴う装備品の数が尋常では無かったこと。前述の通りライバルがいなかったのですから、ぼちぼちでも問題無かったのです。なのに。

武器種は格闘武器・短剣・片手剣・両手剣・片手斧・両手斧・両手槍・両手鎌・片手刀・両手刀・片手棍・両手棍・投てき・弓術・射撃の15種類。ちなみに、現在競売等で検索すれば、短剣だけで百五十種類以上あるので……かける15……ですか。ムチャクチャですよね。

防具も数えるのがウンザリするほど用意されており、まさに数の暴力。これは別に20年の蓄積のみにあらず。スタート当時から用意されていたモノも多いのです。純粋なグラ付き装備品の数。これだけでも褒められて良いのはないか? な~と。

さらに種族毎に複雑に

種族毎、部位毎に細かく設定した3Dグラフィックの装備品を用意したのは、確実に初じゃないでしょうか?

『FF11』の装備可能部位は16箇所。グラ変更される部位は7箇所

種族はヒューム男、女、エルヴァーン男、女、タルタル男、女、ガルカ、ミスラと、8。グラ有り防具一つ実装するだけで8種族の調整が必要になるわけです。

多いですよね……。ぶっちゃけ、これ、現在プレイ可能な最新のゲームでも、そうそう見られない数だと思います。

まあ、さすがに現在では『FF14』を始め、多くのゲームタイトルで装備品グラ変更可能という作品が存在します。特にオンラインやオープンワールド系では当たり前のシステムです。

が。2002年当時はほぼ無かったのです。

当時のことを考えれば、正直誰もやらないのが当たり前レベルでした。

グラ作成コストにお金が掛かるのもそうですが……だってつまり、一つの装備を追加すると、最低8、組み合わせも考慮すれば56種以上のチェックが必要になるわけですから。

さらに『FF11』は3Dのモデルが動き回る3D世界を冒険するMMOですから、その世界で動き回って破綻が無いかのチエックは必須。「手間とお金」がかかるシステムなのです。

★02・FF11がもっと自慢して良い所【モーション&エフェクト】:

https://shitirokugou.com/moji/2024/10/04/post-203/
https://x.com/zangetu_lb/sta/Zangetu_lb/status/1718874446059200617

★02で既に書いた通り、『FF11』はモーションとエフェクトの数も膨大です。それに加えて、装備も、なわけです。

言って良いですか? オカシイですよね? 「あた〇オカシイ」ですよね!

この主要な装備を変更すると、装備グラフィックが変更されるシステムは、「判る人には判る」といった感じで受け容れられていました。

これがあったから後に繋がった?

『FF11』はオンラインゲームなのに『FF』シリーズだから女子が多い……と噂されていましたが、個人的にはその辺に敏感な女子ゲーマーが着せ替え可能な初の本格派RPGとしてプレイ開始した……というのが多かった気がしています。

つまり。サービス開始当時にプレイしていたリアル女子はゲーマーでその女子的な感性で着替え部分に惹かれて、プレイ開始という結論です。

これは根拠があります。

当時、自分は電撃PSで電撃の旅団以外に読者ページを担当していました。ハガキを沢山掲載する関係上、非常に多くの読者様の「直筆」や「本名」を目にしていました。

まあ、つまり、女子でゲーマーな人達を非常に多く認識していたわけです。

で。そんな女子ゲーマーさんたちの中で「ああ、この人はRPGが好きなんだな」と思える人は、確実に装備グラ変更のシステムに言及していました。

当時オンラインゲームはスタートまでが非常に困難だったにも関わらず……最終的に該当する人、ほとんどがプレイを開始しました(そういうハガキを送ってくれていました)。

そんな本物の女子ゲーマーはオピニオンリーダーでもあったと思われます。その後、オタク友達(女子)にその部分が確実に伝播し、『FF11』を確実に普及させていきます。

これはなんていうか……偏見も混ざっている様な気もしますが……ぶっちゃけ発展途上のオンラインゲームでは「女子」が必要なのです。

面白いゲームであれば、男子は放っておいてもプレイ開始します。オンラインという困難も乗り越えるのが男子です。

さらに「直結」という言葉があります。オンラインでの出会いを直結して、リアルでの出会いに変換しようとするヤカラを指します。まあ、嫌悪感を感じる人も多いですし、勘違いしているヤツもいますが……ですが、そんな要素が無いオンラインは「色艶」が足りない気もするのです。

「中身が女子のミスラなどいない」という名台詞がありますが、ですが、そこには、ミスラの中身は女子であってほしいという希望も含まれています。

オフ会などで、中身が女性のプレイヤーを目撃という事実が重要なのです。事実……『FF11』で知り合って付き合った、結婚したという事例は山ほど存在しますものね。

ということで。

装備変更でグラ変更がスゴイ……誇って良い要素であると同時に、女子ゲーマーを呼び込み……その結果、『FF11』サービス開始当時の「厳しい」ゲームバランスを乗り越えさせ、盛りあがった思い出とした一因にもなったのではないかと考察いたします。

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